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フィルムを変換する方法の品質について

大切なフィルムを変換(ダビング・テレシネ)する時に一番大切なフィルムの撮影方式のメリットデメリットに関して説明いたします
テレシネ業者を選択する場合ホームページ上で説明が書かれているかが選択する上で重要な項目となっております

撮影方法について
■スクリーンプロセス
一番簡単な簡易テレシネです、映写機によって映写されたフィルムをスクリーン越しに撮影する方法です 通常古いビデオカメラで撮影し(フリッカー※1 をごまかす為)簡単に作成出来ますが古い映写機のレンズで写した像を撮影しますので高品位な映像が作り出せません。
その他民生用のビデオカメラで撮影した場合明るさが一定しなかったり全体的に白っぽく像がぼやけていて8mmフィルムの映像を台無しにしてしまいます。

■テレシネアダプター
スクリーンプロセスと違い暗室で撮影するのではなく明るい場所でテレシネ出来ます、 欠点としては映像を一旦小さなスクリーンに映すのでかなりの映像の劣化を招きます。
一般的な家庭でのビデオ化にはお勧めの方法かもしれません
但しモータ制御と映写機の改造をしなければフリッカーの問題が出ます。

■エリアルイメージ
空中像撮影と呼ばれる方式でスクリーンプロセスやテレシネアダプターの様にスクリーンを撮影するのではなく レンズから出た像を直に撮影しますから、色の抜けが良い方法です。
但しピント合わせが難しく片面鏡や巨大なレンズを使用しますので慣れていない人間がこの撮影方式でテレシネをすると
像が歪んだり色がおかしくなる事もあります。
こちらもモータ制御と映写機の改造をしなければフリッカーの問題が出ます。

■ダイレクト撮影
上記の全ての撮影方式は古い映写機レンズを使用しスクリーンや鏡などを使用しますので光学的に正確な像が得られません その欠点を補う目的で開発されました。
この方式は現代のレンズを使いフィルムをダイレクトにマクロ撮影する方式ですので像の劣化は理論上少ない方式です。
欠点としてはそのままの光源で撮影してしまうと光量が多すぎてカメラを傷めてしまいますので適切な光源の準備が必要です。
後はフィルム面をそのままプロ用の機材で撮影してもフリッカーの問題は避けられません、やはりモータ制御と映写機の改造を必要とします。

■ダイレクト撮影(5枚羽根、10枚羽根方式)

3枚羽根を5枚に改造

8mmの映写機にはシャッターが内蔵されていてそれは通常3枚の羽根を高速に回転させ、点滅を1秒間に54~72回発生させています その点滅により人間の目はごまかされて像が動いている様に見えます。

その点滅がビデオカメラのタイミングと合わないためにフリッカーが起きてしまうのが原因ですので 羽根を5枚なり10枚に増し点滅を多くする・もしくは1秒間に60で割り切れる間隔に点滅を調整することであたかもフリッカーが消えた様に見えます。

ビデオカメラのシャッタースピード(1/60) = 8mm映写機のシャッタースピード(1/60)

この方式でも、最初は映像と同期していてもフィルム送りが進んで行くうちに巻き取りリールの重さの変化により 回転数が合わなくなってしまいますので手動の調節か映写機のモーター制御の改造を必要とします。

※羽を改造して点滅を多くしていますので全体的に光量が少ない暗い映像にもなってしまいます


■フレーム・バイ・フレーム(弊社変換方式)


フィルムの1コマ1コマを停止して撮影する方式ですのでフリッカーの全く出ない一番美しい映像を得られることが出来ます。
上記のテレシネ撮影方式で全て問題になるフリッカーや二重写りがまったく起こらない撮影方式です。

欠点としては1枚1枚の像を撮影しますので非常に時間がかかり、かなりの労力を必要とします。


上記の様に様々な変換方式がありますが、変換を選択する時にどういった変換方式で作業を行うのかがテレシネをする重要なポイントとなります。

すなわち、どの様な方式で変換しているのかを確認する事が
大切なフィルムの変換を依頼する上で大切な事と言えます。


撮影レンズ

上記で撮影方法の解説をしましたが、テレシネにおいてレンズの選択をどの様に行っているのかも重要なポイントとなります。
フィルムを光源を用いて撮影する訳ですから、ちょうど望遠鏡で星を撮影するシチュエーションに近いといえます。
そこで誤ったレンズ選びをしてしまうと、青ハロという現象が起こります。
青ハロとは、色収差と呼ばれレンズを通る光の波長によって像がずれてしまう現象の事を指します。

正しい像 青ハロが出ている像

この色収差が無い映像を見分けるためには大きな映像でサンプルを提供している業者選びも大切なポイントと言えます。



私どものテレシネの考え方
ほとんどのテレシネ業者はエリアル撮影と5枚羽方式を組み合わせた撮影方式で行っていると思われます
フィルムの点滅よりもカメラのシャッタースピードが早い為に起こる二重写りを「自然な映像」として説明しています
そもそもテレシネとはいったい何のために行うのでしょうか?

私どもは見れなくなってしまうかもしれない映像を正確に美しく、そして長く残す為だと考えています。
見れればいい、自然に見れればいいといった考えでは行っておりません。

自然に見えてるからと言って二重に像が写っている映像を残してしまっては意味が無いのです。


像が二重に写っているサンプル(クリックで拡大します)
8mmフィルムの解像度
「8mmフィルムはそんなに綺麗じゃない」と思っていませんか?、以下のHDテレシネの1コマをご覧下さい
シングル8やスーパー8ならお客様が思った以上に映像は記録されています。


解像度サンプル(クリックで拡大します)

弊社のクオリティについて
弊社ではソフトウェア開発技術のノウハウを生かし高画質テレシネサービスを用意しております。

3CCD高速ダイレクト・フレームバイフレーム高画質変換

従来のフレーム・バイ・フレーム方式と違い、独自のフレーム・バイ・フレーム方式で今まで欠点だった撮影スピードの問題を解消し 通常の18コマ/秒のフィルムスピードでRGB-LED光源と3CCDカメラにて直接フィルム面を撮影しております。 撮影されたデータは専用のソフトウェアでなめらかな動きの動画として作成され、すぐに編集作業を行うことが可能となりスピーディな納品を可能としております。
高速ダイレクト・フレームバイフレーム方式でレギュラー8、シングル8、スーパー8と対応しております。

ハイビジョン(HD)ダイレクト・フレームバイフレーム高画質変換

上記の方法に加えカメラをフルハイビジョンカメラに変更し、その他の映像処理装置も一新した全く新しい方式となっております。
こちらもレギュラー8、シングル8、スーパー8と対応しております。

※ 平成22年1月現在、16ミリフィルムのHD変換にも対応致しました。


撮影カメラについて
■1CCDカメラ(CCDイメージセンサ)
通常CCDセンサは色を識別することはできません、その為あらかじめ単色のフィルタをかけておき
他の色を受け持っている隣り合ういくつかの素子の信号と総合して色信号を得ています。
テレシネで使う場合色の検知できる色や明るさの範囲が狭くあまり用途に向きません。

■3CCDカメラ(3CCDイメージセンサ)
入力光をプリズムで3原色に分解しそれぞれの光を別のCCDで検知します。
1CCDの映像に比べ3つのCCDを使用することになりますが、豊かな色表現を可能にしています。

■HD CCDカメラ(HDイメージセンサ)
通常のCCDカメラの映像は640x480の点の集まりしかありませんが、ハイビジョン(HD)カメラの場合その4倍の
1920x1080の情報量を持ち圧倒的な映像表現が可能になっております。


フィルムフォ-マット資料シングル8規格

8mmフィルムの今まで見えなかった所が
下の写真をご覧下さい、実は8mmフィルムを映写機で映写する際にマスクがかけられ本来写っている部分が隠されています
SDテレシネでは見えなかった部分までも写し取る事が可能になりました


※1 フリッカー
残像の事、8mmの場合は18コマ/秒 テレビ映像は29.97コマ/秒で画面の書き換えを行っており
8mmの映像を一般的なビデオカメラで撮影した場合書き換えのタイミングが合わず縞模様の残像が出てしまいます

フリッカーに関してはこちらに詳しく載っております→ウィキペディア

※2 フレームレート
単位時間あたり何度画面が更新されるかを表す指標です、一般のTVの画面の書き換え)は29.97コマ/秒
8mmの書き換え時間は18コマ/秒 です。

様々な説明ではTVのフレームレートを30フレームと説明していますがこれは間違いです、正確には29.97コマ/秒です。
この中途半端な数字は白黒テレビ時代の名残で互換性の為の数字です。
白黒方式からカラー方式に切り替える時に後方互換性を保証するために同じ29.97fpsのレートが採用されました。
厳密な時間にすると30コマ/秒より0.1%だけ遅くなります。


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